韓国NPSがIPDの不動産インデックスをベンチマークに採用へ
■韓国NPSがIPDの不動産インデックスをベンチマークに採用へ
韓国国民年金運用のNPSは不動産リサーチ大手のIPDの提供するグローバル不動産イン デックスを基にした不動産投資運用を決定。約3200億ドル(約25兆円)超の運用資産を持つ韓国NPSは、2016年までに不動産、PE、インフラスト ラクチャーを含むオルタナティブ資産への配分を現在の8%から10%への引き上げを目指している。今回の試みでは、NPSが海外の7市場(米国、オースト ラリア、フランス、ドイツ、スペイン、英国、日本)で運用する不動産資産の目標リターンをIPDの持つ各国でのインデックスをターゲットとする。NPSは 近年、高いリターンを求め積極的にオルタナティブ資産への投資割合を増やしており、2011年は全体で10%超の運用リターンを達成した。NPSの近年の 華々しい運用成績をよそに、韓国の年金基金は未だ海外資産への投資割合が全体ポートフォリオの約7%程度と世界的に低く、今後20%を海外資産に配分する ことを目指すNPSに牽引される形で海外資産や海外関連オルタナティブ資産への投資割合が増加すると見られている。2012年4月末時点でのIPDの発表 する日本不動産のインデックスはインカムリターン= +5.3%、キャピタルリターン= -1.5%、トータルリターン= +3.7%となっている。

(弊社グローバル不動産マーケットニュースレター2012年8月号より抜粋)
韓国NPSがIPDの不動産インデックスをベンチマークに採用へ

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