顧客本位の業務運営の方針

株式会社アスタリスクにおける顧客本位の業務運営を確立するための取り組み方針

 
1. 顧客本位の業務運営に係る方針   

株式会社アスタリスクは、2008年の設立以来、お客様の利益を最優先に据えるとの一貫した理念の下に事業を行ってまいりました。事業の成功は、長期的なお客様との業務を通じ、お客様に貢献してこそ初めて得られるものと考え、誠実・信用、専門性といった原則をサービスに反映できるよう努めてまいりました。これらの原則を「経営理念」とし、ここに示された原則は当社の基盤となってきました。また、お客様本位の原則を日々実践するためのガバナンスを整備し、お客様を意思決定プロセスの中核に据えた質の高い業務運営を維持するため、お客様へのサービスを日々見直し、それに基づく取組みを行ってまいりました。また、最終投資家に個人のお客様を想定したお取引を精査する際も、ベスト・プラクティスに照らしながら業務を検証します。

当社は、お客様により良いサービスを提供する姿勢をより一層強化するため、金融庁が公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」を十分踏まえながら、下記のとおり、「お客様本位の業務運営を実現するための方針」を公表することと致しました。当社は、お客様本位の業務運営を確保するためのリーダーシップを発揮し、業務計画の策定・実施・フォローアップに努めると共に、社員はその実践に努力を続けてまいります。

 

2. お客様の最善の利益の追求

当社では、日々のビジネスを通じて、誠実、信用、公平な取引、透明性、プロフェッショナルとしての優れた専門性、機密保持、明確さといった、お客様本位の業務を実践するための中核的価値観を、行動指針としています。お客様に提供するサービスと、その一つひとつの行動がお客様の信頼に影響を与える点を常に意識し、特に個々のビジネスに参画「できるか」を判断するだけでなく、参画「すべきか」を判断するアプローチを取るべきであると考え、周知徹底を図っております。そのためには、法律、規則、および道義の字義と精神を堅く遵守することを自らに課し、この規範を忠実に守ることに努めております。当社では、ビジネス・スタンダードおよびビジネス・プラクティスの品質向上維持を目標に掲げています。

 

3. 利益相反の適切な管理 

当社の事業は、変わりゆく世界情勢や多様化するお客様のニーズの変化により、多様な業務において様々な役割を担っています。お客様に提供するサービスの多様化に伴い、当社内において競合・対立する複数の利益が存在することから生じ得る利益相反、またお客様とお客様以外の第三者との間に実質的あるいは、潜在的に生じ得る利益相反に適切に対応する必要があります。当社は顧客の利益を害さないよう、利益相反のおそれのある取引を特定し、公正かつ適切に管理していくよう努めます。

 

4. 手数料等の明確化

当社では、お客様が負担する手数料その他費用も含め、公正な条件及び価格水準をもってお客様とのお取引を行っております。お取引の公正な条件及び価格水準は、対象に係る相場水準、取引執行によって生じる市場リスクを管理するための諸コスト等も勘案し、合理的に定められるものです。当社は、適用のある法令規則や社内の手続きに従い、お客様の投資判断に資するべく、属性や商品の特性等に鑑み、お取引条件及び価格水準等についても、お客様にご理解いただけるようわかりやすい情報提供を行い、透明性を確保するよう努めております。

 

5. 重要な情報の分かりやすい提供

株式会社アスタリスクは、サービスの目的や特徴、運営戦略、仕組み、投資リスクなどについて、お客様の属性に合わせ、分かりやすい説明に努めております。サービス内容に関する説明に加え、投資対象市場に関する情報もご提供するよう努めるなど、常に客観的な視点を失わず、難解な表現を避け、見やすさや適時性を評価し、引き続きサービスの改善に取り組んで参ります。

 

6. お客様にふさわしいサービスの提供

当社は、お客様により良いソリューションを見出す努力を惜しまず、また質において最良であることを選択するよう業務を運営してまいりました。また、金融商品取引法および関連法令・諸規則等を遵守し、内部管理体制の強化に努めるとともに、お客様の信頼と期待を裏切らないよう、プロフェッショナルとしての専門性を向上するための知識とスキルの修得に不断の努力を続けるよう努めております。

 

7. 従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

当社社員には、その職務遂行と私生活の双方において、高い倫理観に基づいた行動を徹底できるよう、社内研修を通じ、当社のお客様を最優先とする企業文化をより強固なものとし、その中核的価値観の強化を図っております。また社員の人事評価や報酬決定プロセスにおいては、リーダーシップや企業文化を一層重視するよう努めております。お客様と接する全ての社員を対象とした評価基準を強化し、適切で長期的なお客様重視の姿勢を育成します。