約400億円をブラックストーンの不動産ファンドへ投資
中国国家外貨管理局 (State Administration of Foreign Exchange, “SAFE”)は 中国人民銀行の管轄にある外貨管理機関。中国企業の海外投資やQFII(指定国外機関投資家)の中国国内投資に関する認可業務や外国為替取扱指定銀行の許可も行うと共に外貨準備金の管理も行っている。
SAFEの管理・運用する外貨準備資産は3兆2000億ドル(約250兆円)。
SAFEは2012年に入ってから、不安定な国際金融市場や低水準の利回りといったマイナスの影響を和らげるため、外貨準備の投資先の多様化を推し進めるため、外貨準備金の5%をプライベートエクイティや不動産といったオルタナティブ資産へ投資・運用する旨を表明している。
一連の投資方針から、先月SAFEは米プライベートエクイティ最大手のブラックストーンが資金募集を行っている100億ドル(約8000億円)超規模の大型不動産ファンドへのBlackstone Real Estate Partners VIIへ5億ドル(約400億円)の投資を決定。
同じく2012年7月には、米GM(ゼネラル・モーターズ)の企業年金からカーライル、ブラックストーン、 CVCキャピタルなどの運用するプライベート・エクイティファンドの持分を買い取っている。
2008年には米プライベートエクイティ大手のTPGが運用するPEファンドへ25億ドル(約2000億円)の投資も行っている
*本記事は弊社ニュースレター『海外年金 & SWFのオルタナティブ投資News』2012年8月8日版のものです。
約400億円をブラックストーンの不動産ファンドへ投資

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