スウェーデン公的年金AP2とGIC、韓国NPSがアメリカ不動産へ共同投資
スウェーデンの国民年金基金AP2は、韓国NPSとシンガポールGIC、米ティッシュマン・スパイヤーズが共同投資運用する米国のオフィス不動産ポートフォリオの40%の持分を取得。 ポートフォリオ全体の資産価値は18億ドル(約1480億円)、
専門的なグローバルチームを持つGICとは対象的に、AP2のような公的年金基金は巨額の資金を運用しながらも、しばしば限られた人的資源での運営を行っており(不動産投資部門に1名など)、巨額の運用資金を効果的にグローバル市場へ投資するにあたって、今回のような他の不動産投資専門チームを持つSWFや大手運用会社との大規模な共同投資スキームが見られる。

(弊社記事『Global Money Flow』より*月刊プロパティマネジメント誌2012年12月号掲載)
スウェーデン公的年金AP2とGIC、韓国NPSがアメリカ不動産へ共同投資

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カナダ公共年金とアブダビ投資庁の計60兆円超コンビが共同投資
カナダの公共年金基金運用CPPIBとアブダビ投資庁は共同で、オーストラリアの大型ショッピングセンター2棟の持分を合計4億3600万オーストラリアドル(約360億円)で取得。対象となるショッピングセンターはシドニーのマッコーリー・センターとゴールドコーストのパシフィック・フェア・ショッピングセンターで、直接の持分を持つAMP Capitalの私募ファンドへ投資することで間接投資をした。AMP
Capitalは今後さらに9億7000万オーストラリアドル(約800億円)を費やして両ショッピングセンターの再開発・拡張を行う。CPPIBは約1600億米ドル(12兆8000億円)を運用し、そのうち約11%をグローバルな不動産投資に費やしており、最近では南米、アジア、オーストラリアなどの地域でのロジスティックや商業施設への投資が活発。アブダビ投資庁は推定50兆円超を運用する世界最大級のSWFで、資産の5-10%を不動産投資に充てている。
(弊社記事『Global Money Flow』より*月刊プロパティマネジメント誌2012年11月号掲載)

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GICがイギリスの学生向け居住施設への大規模投資拡大へ
シンガポール政府投資公社GICは、JVパートナーでイギリスの学生向け住居への投資・開発を進める上場会社Unite Groupとロンドンの学生向け住居へ、総額10億英ポンド(約1300億円)規模の投資拡大を行う。現在までの投資ポートフォリオ総額は4億英ポンドほどだが、2022年までに10億英ポンド規模まで投資を加速させる予定。中期の予定としては3億3千万英ポンドを投資して3500-4000ベッド相当の新規施設を開発・取得する。目先では1億2900万英ポンドを投じて二つの施設・総ベッド数約1500相当を取得予定。
同様にオランダの年金運用大手PGGMも、イギリス第2位の学生向け住居施設供給会社の株式60%をバークレイズ・インフラストラクチャーファンドから取得し、イギリスでの学生向け住居施設投資へ乗り出す。
(弊社記事『Global Money Flow』より*月刊プロパティマネジメント誌2012年9月号掲載)

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オランダ年金運用大手APGがインドの住宅開発投資へ
3000億ユーロ(約30兆円)を超える資産を運用するオランダ年金運用大手APGが率いる欧州の投資家グループは、インドのデベロッパー・Godrej Propertiesと住宅開発JVを組成。住宅開発JVはムンバイ、デリー、バンガロールなどの主要都市での中級層向け住宅開発を行う。APGが率いる欧州の投資家グループは約77億ルピー(約110億円)を出資する。APGは『インドの主要都市での中級層住宅関連市場は長期的にインド経済の発展を享受でき、継続的に需要が期待できる有望な市場』とのコメントを発表している。
(弊社記事『Global Money Flow』より*月刊プロパティマネジメント誌2012年8月号掲載)
オランダ年金運用大手APGがインドの住宅開発投資へ

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